第154話男性が早く変わるかぎり、悲しみはなく、愛しかない

「ローズ、そんな風に考え続けては駄目よ」

「正直なところ、あなたの病気は精神的な状態が大きく影響しているわ。今日はあなたの様子を見て、次の治療段階への準備をするために来たの」

シャーロットは温かくローズの手を握った。

「私はあなたを見捨てたりしない。だから、あなた自身も諦めちゃ駄目、わかった?」

「過去の記憶が本当に辛いものであることは分かっているわ。でも、それでも前に進まなければならないの。わかるわね?」

「たった一人の男のせいで、自分を台無しにしないで。ローズ、誰かを吹っ切るのがどれほど難しいか、私にもわかるわ」

「私もかつて、ある人を深く愛していたの。ずっと彼を追いかけていた...

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